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腸脛靭帯炎の原因と改善方法

Choukeijintai_2 【腸脛靭帯炎とは】

ランニング障害の代表的な症状のひとつで、膝の屈伸運動を繰り返すことによって、腸脛靭帯が膝の外側の骨(大腿骨外顆)との摩擦を受けて炎症を起こし、痛みが発生する症状です。

腸脛靭帯炎の初期段階では、ランニング時に膝の外側に痛みを感じますが、運動を休むと痛みは治まります。

症状が悪化してくると、ランニングを行うときはおろか、膝の曲げ伸ばしが辛く、日常生活においては階段の昇降ですら痛みを感じます。

【腸脛靭帯炎の原因は?】

一般的には「オーバーユース(使いすぎ・走り過ぎ)」とか「硬い路面」「硬いシューズ」「ランニングフォームの問題」「O脚のひとになりやすい」などと言われていますが、

私の考えは、
ランニングの動作時に酷使される大腿筋膜張筋(上図の黄色箇所)が過緊張を起こし拘縮していることが、腸脛靭帯炎の最大の原因だとみています。

大腿筋膜張筋は腸脛靭帯に付着していて、股関節を動かしたり膝関節を固定する働きを持っています。大腿筋膜張筋を指で押さえながら、歩いたり走ったり階段を昇り降りすると、筋肉が収縮することが容易に感じ取れると思います。

ランニングによって大腿筋膜張筋が損傷し、筋短縮を起こすと、この筋肉に付着している腸脛靭帯が上から引っ張り上げられ、腸脛靭帯そのものの緊張も高まります。

すると、膝の曲げ伸ばしをおこなった時、遊びがなくなった腸脛靭帯は、膝の外側にある大腿骨の横の出っ張りと擦れ合う事になり、やがて炎症を起こして痛みを感じるのです。注) 最近では痛みの箇所に炎症など起きておらず、単なる筋痛症 (筋肉の過緊張が原因となる疼痛) ではないかと、当院の考え方は変わってきています。
 

【腸脛靭帯炎の改善方法】

大腿筋膜張筋と腸脛靭帯の緊張緩和

先に述べた通り、当院では腸脛靭帯炎の原因を大腿筋膜張筋の拘縮と捉えていますので、施術を行うときは筋肉トリートメント「MAGIC」を用いて大腿筋膜張筋の拘縮を徹底的にゆるめます

症状が重度の場合は、腸脛靭帯そのものも緊張を起こしていますので、同様に筋肉トリートメント「MAGIC」を腸脛靭帯にも直接施してゆるめます

このように、大腿筋膜張筋と腸脛靭帯の両方をゆるめることによって、膝まわりの腸脛靭帯に遊びができると、大腿骨とこすれ合う事が少なくなって炎症が治まっていき、痛みも解消されていくのです。

下肢のアライメント調整

ここまでの施術で腸脛靭帯炎の多くの原因を取り除いたことになりますが、当院ではさらに「下肢のアライメント調整」にも取り組みます。

骨盤周りの筋肉がこわばると、骨盤が後傾し大腿骨が外に開くので、いわゆるガニ股O脚の状態になってしまいます。O脚が強いと膝の外側の張力が増すので、腸脛靭帯炎を起こしやすくなります。

そこで、骨盤後傾の原因となる大腰筋大腿直筋縫工筋などの筋肉や、大腿骨を外側へ開く作用を及ぼす臀筋群(お尻の筋肉)をゆるめることによって、骨盤の角度を矯正し、外側へ開いた大腿骨を内側に絞るように、下肢のアライメントを調整していきます。
 

【施術の効果は?】

ここまで徹底すると、単に腸脛靭帯炎の痛みが解消されるだけでなく、身体に無理をかけないランニングフォームや自然な着地が身につき、それにより故障のリスクが格段に減ることが期待できます。

当院のランナー向け施術を受けると…

  1. 腸脛靭帯炎の痛みが解消される。
  2. 身体に無理のないランニングフォームが身につく。
  3. 故障しにくい身体になる。

といった一石三鳥のメリットが得られます。

ほとんどの方が、初回の施術で腸脛靭帯炎の痛みが軽減するのを実感していただけます。そのまま痛みが消えてしまい走っても問題が無くなる方も非常に多いですが、さらに複数回の施術を受けていただきますと、痛みの改善に加えて「走るときに、ひざが前へ出やすくなった」とか「腰高のフォームになって視線が高くなった」「疲れにくくなった (疲れが抜けやすくなった) 」などといった、副次的な効果も感じていただけることでしょう。(もちろん個人差はあります。)

当院では「走りながら治す」という基本理念があります。Running1

よほど痛みが強くない限り、患者さんには施術直後に「走ってもイイですよ」とお伝えしています

一般的に、腸脛靭帯炎は長引くランニング障害と認識されていますが、私は決してそうは思いません。適切な処置を施せば多くの場合が数日以内で改善する症状だと、これまでの施術経験から考えています。

19年にも及ぶ市民ランナー歴と10年のトライアスロン競技歴を持ち、ランニング動作のメカニズムと筋肉の働きや性質について知り尽くした、当院ならではの施術を受けられてみてはいかがでしょうか?

  

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